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4300~4600HIT ということで……(-_-;)

いやはや、更新停滞している間にものすごくHITきていたんですね;;
さっきのさっきまっで気が付きませんでした;;

というわけで、まとめて更新してしまおうかと思います。
といっても、あんまり長くすると読むのも編集もだれちゃうから←
二話分くらいで……



前回のお話→こちら

一話のお話→こちら



では下で!















********二話







「……種明かしって」
宏都の持ってきた袋に入っていたペットボトルを取り出しながら、僕は早々に切り出す。
「あれに関しては結構怒ってるんだけど……それに、」
「大体解ってるし、みたいな?」
「……」
当然の動作で食器棚からコップを取り出す宏都は笑って「それこそ解ってるし」と言う。
「何年つるんでるって、お前と」
そう言われると身も蓋もないというか、ならどういうつもりで来たというのか。
渡されたコップに炭酸飲料を継ぎ、ソファーに移動すると宏都が鞄から様々なプリントを出す。
「まあ、話す前にこれ。今日の宿題。金曜だからかなり出たけど」
「……金曜日だったっけそういえば」
自分のことに手が一杯で忘れていた。
確かに今朝休みたいと言ったとき、母親がそのようなことを言っていた気がしなくもないが。
「いやだから、話すことって何?」
「怒るなって……全部話してやるから。哥漉だって全部は解ってないだろ?」
僕の声色にトゲがあったらしく、宏都は慌てて言う。
ただ宏都の場合、慌てていても表立ってそうは見えないから気に食わない。
それは宏都にとって、単純にそこまで慌てる必要のないものだから、ということを知っているから余計に。
小さく、けれど聞こえるようにため息を吐くと何故か宏都は笑った。
ツボが解らない。
「いや、解りやすいなって」
「……悪かったな」
「悪くない悪くない、解りやすくて良いんだって」
僕の言葉に更に笑い出した宏都が、徐にケータイを取り出して僕へ渡した。
今使っているものではなくて、中学校のときのもの。
「何これ?」
「メールの履歴に三浦の文章入ってる」

和やかなムードが瞬間で消え去る。
爆弾を投げ込まれたような気分になった。
中学校の時のものなのだから、当然内容も中学校の時のだろう。
細かくいつの時点なのかは判らないが、宏都が見せるということはあれの前後で間違いがない。
ケータイに視線を落としていた僕が宏都をもう一度見ると、宏都はもう笑ってはいなかった。
目で読むように訴えている。

「……いつから?」
僕は言葉を選びながら尋ねた。
「いつから……三浦さんと連絡し合ってた?」
「時期は哥漉と変わんない。三浦が面白がって半強制的にアドレス交換した時だから。けど、三浦が不登校になってからも連絡はしてる」
やっぱり、と僕は呟く。
やっぱり宏都とキョウコはあの後もお互いの動向を把握していた。
きっと今も連絡をしていて、だから昨日のことになったのだ。





履歴は三年生の後半から残っていた。
キョウコが不登校になる少し前。
話を聞かされる前だ。

――お前、今日なんか変だったけど。
――そんなことないって!あ、ねえ、今度カズキの家行ってみたい!妹の顔とか見てみたい!
――いや、家族のことで悩んでる癖に無理するなよ。大体判るし。
――……電話、大丈夫?


――カズキにね、言いたいことがあるんだ。でも言ったら困らせちゃうから、言えない。どうしたらいいと思う?
――俺に聞かれてもな。でもあいつは案外保守的だぞ。
――だよね。やっぱ止めたほうがいいのかな?
――ていうか、何話すつもりなんだ?この間の電話の話?
――そうだけど、でもそれだけじゃないよ。ヒロトにも言ってないこと。

大事な人にしか言わないことにしてるから。



「これ……って、」
「三浦が不登校になる前の。三日前とか、一週間とか、それくらい。俺もあんまり把握出来てないけど」
日付を見て宏都は言う。
曖昧に言ったのは多分、この頃の宏都も私情で大変だったからだろうと思う。
本当にこの時期は、色んなものが目まぐるしかった。
「……これはどういう意味?」
僕は最後の文章を指差して宏都に見せる。
『大事な人にしか』の部分である。
「あいつはどういうつもりで、」
「そのままの意味だと思うけどな」
「……、」
宏都はそれに間髪入れずに返した。
少しだけ、怒っているようにも見える。
「俺は何の話をお前にしたかは全く判んないし、別にそこを探ろうとかまで考えてないけど」
「……」
「読んで字の如く、なんじゃないのか?」
確かに、その通りかもしれなかった。
明かされた内容はその通りではなかったが。
ただ、どうして僕に話したのか、それだけは解った。
「お前、三浦が不登校になってから極端に三浦の話を避けたがってただろ?」
「それは……彼女が嫌いだからね」
「っていう表向きでな」
「……」
僕は言葉に詰まる。
昨日同様、宏都らしい言い方だった。
宏都が理詰めで話すとき、基本的に僕は何も言えなくなる。
それは宏都が絶対の自信を持って話すからだ。
そして実際に、宏都の言ったことは正しい。

キョウコを嫌いと言うのは、本当に本当の表向きだった。
嫌いと思う気持ちは、その理由があるからなのだから。

「僕は――……、」
「……」
「キョウコ、に……、」

――してしまったから。

声が震えた。
それくらい言うのが恐いことだった。







→4700HITへ続く







****あとがき****


うーん、やっぱり2つのっけるとながいなあ;;
というか、宏都を久しぶりに書きすぎてこんなキャラだったっけとなったりなんだりで大変です;
いや、多分大体あってるんだけど;;

いやそれよかこの二人が真剣に会話してるときっと周りの子入っていけないだろうなー;と思ったり。
こんな弾丸トークしてたら近づかんて。
高校生の男の子でもやるのかなあ、弾丸トーク。女の子はやる子もいると思うけど。





では!

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篠咲紋音

Author:篠咲紋音
↑こんな人です。ウソです。
読み方は しのざき あやね です。

いつの間にかボカロを愛してしまった人です。
あと、一応小説とか絵をかいたりします。
最近は小説メイン。

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